小型の氷山みたいな雪山を眺めつつ、ぼんやりと2月を振り返る。コロナショック一色の2月は、普通に過ごすことの難しさを教えてくれた。というか、思い知らされた一ヶ月だった。
家の中にいながら(しかもここは山奥)、こんなに静かで何もないのに、私は落ち着かない。集中力はいつもの倍以上散漫。ひとやすみと言いながら、SNSで様々な情報を目にし、知りたくないこともついつい真面目に読んでしまう我が身が悲しい。
不安というのは、どんどん大きくなる。考えたらキリがない。
さて、今年は、庭の桜の樹にアカゲラが来ている。
スズメも、ヒヨドリも、シジュウカラも来ている。
桜の樹は偉い。
鳥たちが幹をつつこうが、枝を揺らそうが、はたまたフンを落とそうが、大きくじっとこらえている。
凄いと思う。
逃げも隠れもせず、繰り返し四季を過ごし、何があっても動じることがない。
2月は特に、桜の樹を見て色々考えさせられた。
ぼーっとしている場合ではない。
やることは沢山あるはず・・・。
ひとやすみは今日でおしまい。