勢いよく季節が変わり、明日から6月です。
えーっ! 本当に? と自分に突っ込みを入れながら、半信半疑でカレンダーを眺めています。
・・・目まぐるしい・・・もうじき夏?
追いつけない。気分はまだ4月あたりをウロウロしているというのに。
さて、先日は道東に暮らす両親の元に帰り、数日を過ごしてきました。この時期はいつもなら肌寒いくらいの実家です。が、しかし、あろうことか5月最後の日曜日は観測史上初の36℃という猛暑!
何を隠そう、私は寒さに弱く、そして暑さにも弱いという情けないほどの軟弱体質。当然エアコンなどない実家は、扇風機の風もむなしく、その暑さは真夏の灼熱地獄!
く、く、くるしい・・・
私は冷たいタオルを首にあて、夜になったら涼しくなることを切に願いながら、ぐったりと、ただただ時間をやり過ごしていたのです。
一方、両親はといえば、高齢にも関わらず、暑いねぇ、こんなこともあるんだねぇ、とかなんとか言いながら、にこやかに且つシャンとしているのです。
さすがに恥ずかしくなりました。
母にうりふたつの私は、でも、こういう強さに関して、似ても似つかない。
夜、まだ家の中は暑く、2階の部屋は熱帯夜。眠ることを諦めた私は、窓から空を見上げながら、階下に眠る両親のことを考えていました。
いつの間にか時が流れ、父も母もずいぶん遠くまで来ていたのですね。
実家から見上げた夜空は、どこまでも広く、そして静かでした。